【徹底比較】BYD ドルフィン試乗レビュー|Tesla Model3オーナーが本音で比較

はじめに

EV市場が急速に拡大する中で、注目を集めているのがBYD。その中でも大衆向けで気軽に乗りやすい ドルフィン。一方で、日本で人気のEVといえばやはりTeslaです。

今回は、実際にドルフィンを試乗してきた私が、現役Model 3オーナーとして両車を徹底比較レビューします。

BYD ドルフィンは「ガソリン車っぽい走り」で馴染みやすい

ドルフィンに乗ってまず感じたのは、良くも悪くもガソリン車的な乗り味です。

アクセルレスポンスや減速感はコンパクトカーに近く、後ろからグッと背中に張り付くような感覚はありません。この加速感は初めてEVに乗る人でも違和感が少なく安心感が高いのはメリット。

ただし、EVならではの「ワンペダル感」やダイレクトな加減速フィールを求める人には少し物足りなさを感じるかもしれません。

単純な動力源の違いだけならばEVに乗り換えるメリットとしては少し寂しい気もしますね。

Tesla Model 3の回生ブレーキは圧倒的に自然

次に強く感じたのが、テスラの回生ブレーキの完成度

Model 3ではアクセルを離すだけでスムーズに減速し、ブレーキ操作をほとんど使わずに走行できます。

ドルフィンにも回生機能はありますが、リニアさや一体感ではModel 3に一歩及ばない印象。完全停止まではいかない点も大きな差になってきます。

ここは「運転の快適さ」に大きく直結するポイントで、私はこの回生ブレーキのメリットを日に日に実感しています。

ナビ・UIの操作性はTeslaに軍配

EVはソフトウェアも重要な要素。

ドルフィンのナビは十分実用的ですが、動作のサクサク感や画面のレスポンスはどうしてもTeslaが上

Model 3のナビやインフォテインメントシステムはシンプルで直感的、しかも反応が速いため、日常的な使い勝手に差を感じます。

価格は圧倒的にBYD ドルフィンが有利

一方で、価格面ではドルフィンの圧勝

補助金を考慮すると、Model 3の半額近いコストで手に入るケースもあり、コストパフォーマンスは抜群。

「まずEVに乗ってみたい」「手軽に電気自動車を始めたい」という層にとって、ドルフィンは非常に現実的な選択肢といえます。

項目 BYD ドルフィン Tesla Model 3
価格(補助金適用後) 約250~300万円台 約500~600万円台
航続距離(WLTCモード) 約400km前後 約513〜629km(グレードによる)
充電性能 急速充電:最大60kW前後 急速充電:最大170〜250kW
(スーパーチャージャー対応)
ナビ・UIの操作性 実用的だが動作は普通 サクサクで直感的、動作レスポンス良好
回生ブレーキ 効きはあるが自然さに欠ける 非常に滑らかでワンペダル走行が快適
車のキャラクター ガソリン車に近い、扱いやすい EVらしさと先進性が際立つ
おすすめユーザー層 EV初心者、コスパ重視派 EV体験を重視、先進機能を求める人

中国車への抵抗感

EVだけでもまだまだ抵抗感がある人も多い中、さらには中国車ということで抵抗感が増している方もきっと多いはず。

車トータルでの安全性は私の知識では分からない部分も多いですが、バッテリーに関しては元々がバッテリーメーカーだったこともありますので安心感はあります。BYDはリン酸鉄のLFPバッテリーを搭載しており、三元系と呼ばれているNMCよりも出力や航続距離は劣るものの、安全性に関しては高い特徴があります。

最終的には自身のカーライフのパートナーを選ぶわけなので、心踊るような納得する形で選んでいきたいですね。

まとめ|抵抗感なく価格ならBYD、走行体験ならTesla

最後に両車の特徴を整理すると以下の通りです。

  • BYD ドルフィン:価格の安さとガソリン車的な乗りやすさが魅力
  • Tesla Model 3:回生ブレーキとUIの完成度が高く、EVならではの先進性と快適さを実感できる

つまり、「コスパ重視ならBYD ドルフィン」「走行体験や先進性を重視するならTesla Model 3」という棲み分けになります。

こんな人におすすめ

  • BYD ドルフィン → EV初心者、コスパ重視派
  • Tesla Model 3 → ドライブの質や最新テクノロジーを重視する人

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